
美味しい珈琲、 ますい珈琲とは
珈琲は嗜好品であることから、美味しさの好みは人それぞれです。
あなたがまずいと思った珈琲が他人にはおいしく感じられることもあるでしょう。ただ、酸化した珈琲は本当にまずい。ランチの食後の珈琲は、淹れて時間が経ってしまい、酸化してしまった珈琲が出てくることも度々あります。
美味しい珈琲を飲みたいのであるならば、「良質の豆」と「煎り立て」「挽きたて」「淹れたて」です。
珈琲で胸やけ
珈琲で胸やけするので、珈琲は飲めないという方もいます。胸やけの原因はカフェインです。珈琲などに含まれているカフェインは胃酸の分泌を促します。そこで、胸やけが起こるのです。
豆の3大原種
やはり、美味しい珈琲で一番の重要なことはおいしい豆を選ぶことでしょう。珈琲豆の3大原種は以下の3つです。
- アラビカ種
品質が高く、世界の珈琲の7~8割を占めています。
- ロブスタ種
東南アジアやアフリカで生産され、廉価なレギュラーコーヒーの増量用として利用されています。
- リベリカ種は現在は殆ど生産されていません。
一般的に、アラビカ種の豆はおいしいとされているので、「アラビカ種」を強調している豆を購入すればいいと思います。
豆の焙煎
豆の焙煎には一般的には浅煎り、中煎り、深煎りがあります。
もっと細かく分類すると以下のように表示されます。
- ライトロースト
- シナモンロースト
- ミディアムロースト(アメリカンロースト)
- ハイロースト
- シティーロースト
- フルシティーロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
浅いほど酸味が強くなり、深いほど苦みが強くなります。アメリカンコーヒーは浅煎りで、エスプレッソは深煎りです。店舗でもイタリアンローストは良く耳にするのではないでしょうか。イタリアンローストは深煎りで、色は黒く、酸味が少なく、苦みが強い。フレンチローストはエスプレッソに使われる焙煎度です。
珈琲の酸化
他の食べ物と同じように、珈琲も酸化します。焙煎後2日~10日間は美味しく飲むことができ、10日後以降は香りも味も劣化します。ドリップするとコーヒーの粉が膨らむのは新鮮な証拠です。
焙煎後2日あとから10日間ほどは充分に珈琲を美味しく飲むことが出来、20日間ないし30日間までは、それほどの味の低下もないと考えています。
(以上の事例は、あくまで焙煎後すみやかに冷凍もしくは冷蔵保存しておいての話しです)
また真空パックをすれば1年間ほどは飲用に耐えると思います。
珈琲の保存に冷蔵や冷凍に反対の方もいますが、生の食品と考えると冷蔵するのは当たり前であると言えます。また、焙煎後より冷蔵もしくは冷凍しなければ意味がありませんので、店頭に長い期間並べてあった豆を購入し冷蔵もしくは冷凍しても、あまり意味がないと考えられます。
豆を挽く
豆の挽き方は抽出機やフィルターによって違います。抽出方法も様々です。
パーコレーターは荒挽きで
直火にかけて珈琲を抽出。珈琲を出す温度が高いので濃いめに出る¥ます。
フレンチプレスは荒挽きで
コーヒー豆の特徴が出やすいフレンチプレス。
エアロプレスは中細挽きで
圧をかけて短時間で抽出。手軽です。
ネルドリップは中挽きで
コーヒーオイルも楽しめるネルドリップ。
ぺーパードリップは中細挽きで
ペーパーで油分を取ってさっぱりとした味になります。
サイフォンは中細挽きで
珈琲を楽しんでいる雰囲気がいいサイフォン。
ウォータードリップは細挽きで
2~3時間かけて抽出する水だし珈琲。
エスプレッソは細挽きで
エスプレッソマシンまたはモカエキスプレスで抽出。
豆の量と抽出時間
豆は指定の量(7~15g)の通りに、90℃のお湯で抽出します。フィルターや抽出機によって、抽出する時間も変わり、味も香りも変わってきます。フィルターなどで抽出する場合は、お湯がコーヒーの粉を通るスピードを調整し淹れていきます。当然、時間を掛けすぎると味が濃くなります。
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